
今回、一気に9本も出来上がってしまい、まとめて解説、では混乱しそうなので、一種ずつの解説にします。
まずは、私のお気に入りK1-Sタイプの新作004番です。
穂先の感度と曲がりの良さで、釣りあげた時の充実感が高い竿です。
錘は15号から30号までをカバーして、その間のどの号数でも変わらない感度がセールスポイントです。
調子的には、8:2から6:4くらいまで曲がり込んでいきます。
誘いの途中のアタリも、穂先を見ていると変化でわかります。
強引なやり取りをしなくても、バット部の丸節竹が、カレイをじんわりと浮かせてくれます。
ワンピースタイプは、持ち運びに気を遣いますが、竿としてのバランスを取りやすい利点があります。
作り手側としては、その分だけ曲がりや強さなど素材を選ぶ、という作業上の難しさもあります。
だからというわけではないのですが、出来上がっていい調子に仕上がった時には、竿に惚れてしまうんですよね。<笑>
この竿でカレイを釣ったら、きっと忘れられない一枚になる。
そんな竿だと思います。