2019年02月07日

竹素材を使う理由とそのきっかけ・・・ついでの余談<笑>

 釣りを始めた55年前は、まだ、竹竿が普通で、安価でした。
グラス製の竿はまだ高価なので、子供にはなかなか持てませんでした。
父に買ってもらった15尺4本継の竹竿や、自分で切り出してきた竹の延べ竿で、鮒や鯉、ハゼなんかを釣ってました。
グラスの竿を持つことが憧れだったのです。

 小学校5年のある日、父と出かけた『ヘラブナの夕べ』という会でそんな見方を変える出来事が起こります。
その会は、ブームになりつつあったヘラブナ釣りの普及のために開かれたものでした。
俳優の山村聰さんが優雅に解説しながらヘラブナを釣る、というフィルムを30分くらい見た後に、竿師の東作の方だったと思うのですが、竹竿とグラス竿、当時出たばかりのカーボン竿についての、詳しい、原理的な説明をされていました。
 その中で、実際に同じくらいの太さの、竹・グラス・カーボンの穂先を使って、5号くらいの錘を下げてそれを起こしてみる、ということをしたのです。
横にして下げてみると3本とも同じように曲がっています。
それを90度まで立てていくのですが、グラスは曲がったままで錘は浮かずに引きずられたままです。
カーボンは、グラスよりも寄りますが、やはり錘は浮きません。
竹は、70度くらいのところで錘が浮いて手元に寄りました。
 グラスやカーボンは、負荷がかかった時に、一定の反発力で負荷に応じて曲がっていき、最後は破壊されます。
竹は、負荷が大きくなっていくとだんだん曲がりにくくなって、反発力が増していくのだと、教えていただきました。
もちろん、破壊強度はグラスやカーボンの方が上です。
魚を起こす・寄せる、ということに関しては竹の能力が優れているのだと実感もしています。
 グラスの加工しやすさと、素直に曲がるところに、竹の反発力の組み合わせで、自分の思うところの理想の竿作りを目指すことになっちゃったのです。
まだまだ道は遠いですねー。

 で、ヘンな素材好きのワタシは、カーボンロッドが定着し始めた頃に、オリムピックが発売した、ケブラーを使用した竿に興味を持ちました。
が、いかんせん、高価!高校生には高すぎ晋作。<笑>
指をくわえて見ていたのですが、売れなかったのか2年位で製造を止めてしまい、たまたま半値以下の特価販売(それでも結構な値段でしたが)していた、14尺の渓流竿を買いました。
それがもう、理想のしなり具合でこれ以上ないくらいのお気に入りなんです。

 さらにその後に、ケブラー繊維を使った車用のタイヤにもお気に入りがあったんです。
ヨコハマタイヤから発売された『アスペック』です。
タイヤのトレッド面の補強にスチールベルトが普通だった時代にケブラー繊維を使った、画期的な(私にとって<笑>)タイヤでした。
ちょうど、71レビンのタイヤが替え時だったので、早速取り付けたところ、スンバラシイ!
まるで、腕が上がったようなしなやかでスムーズな走りを体験できました。
マイナーな素材フェチ、なのかもしれませんねぇ。<笑>
posted by まんぼう at 20:39| Comment(0) | まんぼうロッドの紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする